元木 大介さんの事例「プロ野球選手引退後の生活」

 

元木大介

元読売ジャイアンツの「元木 大介」さんは現役時代、華麗な守備と意外性のあるヒットで「くせもの」として人気者になりました。引退後、東京都内にラーメン屋を続けて3店オープンしましたが、残念ながら経営状態は今ひとつだったらしく、いずれも短期間で閉店となってしまいました。

あるテレビ局の企画で、起業の専門家にラーメン屋をチェックしてもらったところ「1年以内に閉店する確率が90%」と言われ、事実その通りになってしまったそうです。自分の知名度に頼ってしまい、ラーメンの味や出店場所の選び方についてのこだわりが足らなかったこと、また接客のスキルも十分ではなかったことを、後に番組で告白しておられました。

プロ野球選手は若くして高額の年俸を得るがゆえに、世間一般の感覚をつかむのに苦労するケースが多いようです。幸い元木さんは芸能関係のお仕事が順調のご様子ですが、元選手の中には引退後、生活に困る方も中にはおられるようです。
プロ野球界はどうしても一般の会社より引退年齢が早い分、選手の方々は現役時代から「第二の生活」を見据えておくことが必要と言えるでしょうね。